消えないイライラ・モヤモヤ

「子どものことが大切。」という気持ちはたくさんあるのに、たまっていくイライラ。
子どもに余裕のない態度で接した後に感じる自己嫌悪。
「今のままではいけない。」と分かっているから、息抜きや気晴らしをしてみるけど、イライラ・モヤモヤがなくならない…。

このサイトを見てくれているあなたには、そういう気持ちや経験があるかもしれません。

実は、育児ストレスには 原因 があります。

その原因に目を向けずに、ストレスだけをなくそうとするのは、水道で水を出しっぱなしにしながら、コップの水をどうにかしようとしているようなものです。

息抜きや気晴らしをしてもすぐにまたイライラ・モヤモヤがたまるのは、放置されている育児ストレスの原因がイライラ・モヤモヤを生み出し続けているからなんです。

 

「いいお母さんにならなきゃ…」

これは、多かれ少なかれすべてのお母さんが持っている感覚だと思います。

では、“いいお母さん”とはなんでしょうか?

はっきりとした定義はありません。
“どんな子どもにとってもいいお母さん”を定義をすることはできないからです。

“いいお母さん”がどんなものかは定義できないけど、“いいお母さん”にはならなきゃいけない。
そこで出てくるのが“自分のことを後回しにするお母さん=いいお母さん”という定義です。
自分を後回しにして子どものため、家族のために頑張るお母さんが“悪いお母さん”のはずがありません。

こうして、お母さんが抱く「いいお母さんにならなきゃ…」という感覚は、「自分を後回しにしなきゃ…」という感覚とイコールになります。

でも、「いいお母さんにならなきゃ…」という目標には「これができたから私はもういいお母さんだ!」というような、はっきりとしたラインはありません。

“いいお母さん”になるための努力には、終わりがないのです。

それはつまり、どれだけ自分を後回しにしても、「いいお母さんになれた!」という感覚は生まれないということです。

 

お母さんの自分後回しグセ

イライラ・モヤモヤを生み出し続ける育児ストレスの原因は、お母さんの “自分後回しグセ” です。

 

後回しグセとイライラの関係

風邪を引いたりして体調が悪い時、疲れがたまっていてしんどい時に、心から「誰かのために何かをしてあげたい。」という気持ちがわいてくるでしょうか?

多分、わいてこないと思います。
「誰かのために何かをしてあげたい。」という気持ちは自分に余裕がなければ生まれてきません。

体がしんどい時にそういった余裕を持てないのは当たり前のことです。

これは、自分の気持ちが満たされていない時も同じです。
自分自身の心が満たされているから「誰かのために何かをしてあげたい」という気持ちが生まれるのです。

心が満たされていない時にそういった余裕を持てないのも、当たり前のことなのです。

お母さんの“自分後回しグセ”は、「いいお母さんになりたい。」「子どもを幸せにしてあげたい。」という気持ちから始まります。
お母さんは「自分を後回しにすればするほど、いいお母さんになれるはず。」「子どもを幸せにできるはず。」と、自分のことを後回しにし続けます。

お母さんは、自分のことを後回しにし続けている(=自分の心が満たされてない)状態で、いつも誰かのために何かをしてあげなくてはいけません。

イライラ・モヤモヤはここから生まれます。

 

「子どもだっていつもニコニコしているお母さんがいい」

子どものために“いいお母さん”になろうと、自分を後回しにするお母さんは真面目で頑張りやさんです。

余裕のない自分を反省して、育児に関する本やwebサイトを読んだり、講演会に行く事もあると思います。

でも、“自分後回しグセ”がある状態では、育児書や講演会で学んだ考え方を上手く活かすことができません。

「子どもだっていつもイライラしているお母さんより、いつもニコニコしているお母さんの方がいいんだから、肩の力を抜いてもいいんですよ。」というアドバイスがあったとします。
お母さんに寄り添った優しいアドバイスだと思います。

ところが、“自分後回しグセ”がある状態ではこのアドバイスを「お母さんは子どものためにニコニコしてなければならない。」と受け止めがちです。
そうなると、自分を後回しにしてイライラ・モヤモヤしているのに、その上いつもニコニコしていなければいけなくなります。

ハッキリ言って、そんなことはムリです。
でも、真面目で頑張り屋のお母さんは、それをできない自分を責めて、更にイライラ・モヤモヤを募らせてしまいます。

自分を後回しにして、いろいろなことを我慢して、なおニコニコしていなければいけないんじゃないんです。

自分が満たされて、いつも楽しい気持ちでいられるから、ニコニコしていられるんです。

 

自分後回しグセ セルフチェック

自分を後回しにしているとでてくる代表的な状態をリストにしました。
当てはまるものが多ければそれだけ“自分後回しグセ”が強い可能性があります。

□ 子どもを感情にまかせて怒ってしまうことがよくある

□ 「なんで私ばっかり。」「夫だけズルい。」という気持ちがある

□ 自分の時間ができても、したい事が思いつかない

□ 子どもと離れている時は、子どものことばかり気になって集中できない

□ 同じことに何年も悩んでいる

□ 子どもの気持ちに寄り添ってあげたいと思うのに、気持ちがついてこない

□ 自分のためだけの趣味を持っていない

□ 自分以外のお母さんはみんな“いいお母さん”に見える

□ 子どもの寝顔を見て申し訳ない気持ちになる

□ 「自分は子どもへの愛情が足りないのでは…」と不安になる

□ 人一倍子育てについて真面目に考えているつもりなのにうまくいかない

 

 

まとめ

  1. 息抜きや気晴らしをしてもイライラ・モヤモヤが消えないのは、育児ストレスの根本原因が解消されてないから
  2. 育児ストレスの根本原因はお母さんの “自分後回しグセ”
  3. “自分後回しグセ”は「子どものためにいいお母さんにならなきゃ…」という気持ちから始まっているので「ここまでやったら終わり」というラインがない
  4. 自分を後回しにし続けていると、心が満たされないので体調が悪い時のように余裕がなくなってしまう
  5. 余裕がない中で更に頑張り続けるのでイライラ・モヤモヤが止まらない

 

育児ストレスの根本原因は“自分後回しグセ”ですが、私は、“自分後回しグセ”の出発点、お母さんの「子どものために。」という気持ちまで否定したい訳ではありません。
お母さんが「子どものために。」と思うことは、とても素敵なことだと思います。

だからこそ、その「子どものために。」という気持ちを育児ストレスにつなげて欲しくないのです。

 

 

自分後回しグセ解消の方法とは? →